『桜色の夢を見て、僕は君に恋をする』
イベントの影ナレを担当しました!
『桜色の夢を見て、僕は君に恋をする』のゲーム発売記念イベントにて、開演前後の影アナウンス(影ナレ)を担当させていただきました。
声優として活動を始めてまだ日が浅く、イベントで影ナレを務めるのは今回が初めてであり、数日前からずっとドキドキしていました。
当日はどんな雰囲気でも対応できるようにと、きれいにゆっくり話すパターンや、明るくはきはき話すパターンなど、いろいろな話し方を練習して臨みました。
実際の本番では、影でのナレーションではなく、お客様の前に姿を見せてアナウンスする形式になりました。
リハーサルでは、「もっとラフに、客席に語りかけるように」「原稿の言葉も少し柔らかくしていいよ」といったアドバイスをいただきました。
姿を見せて行うアナウンスのあり方について学べた一方で、本番では柔軟な対応が求められることに少し不安も感じました。
それでも本番では、いただいた指摘を意識しながら「お客様に語りかけるように」「イベントがより楽しみになるように」と気持ちを込めて話しました。
しかし、不安や緊張が声に表れてしまい、自分の未熟さを痛感する場面もありました。
一方で、イベント中のステージでは、来栖さん、水野さん、春咲さんの言葉一つひとつに空気が変わるのを肌で感じ、「声優」という仕事の持つ力、そして“場を創る存在”としての責任の重さを改めて実感しました。
言葉選びや間の取り方、ちょっとした表情、そしてお客様との信頼関係——
どれも本当に素晴らしく、見ているだけで私も自然と笑顔になっていました。
また、トラブルがあっても楽しげに、堂々と進行する姿に、「私もいつかこんなふうになりたい」と心から思いました。
当日はイベント設営や運営の流れにも触れることができ、スタッフ側の視点から学ぶこともたくさんありました。
特に開演中は照明のお手伝いもさせていただきました。
演者さんが登場する前は舞台を暗くし、登場直前に明るくする。
お客様と交流する場面では客席の照明を明るくする……など、細やかな配慮の積み重ねでイベントが成り立っていることを実感しました。
今回の経験と反省を活かし、今後は緊張に負けず、さまざまな状況にも柔軟に対応できるように——
日頃からイベントを意識したトーク練習や、滑舌・発声のトレーニング、様々なシチュエーションを想定した読み方の練習など、日々の訓練にこれまで以上に力を入れていきたいと思います。
今はまだ足りないことばかりですが、だからこそ「伸びしろがある」と信じて、一歩ずつ着実に成長していきます。
そしていつか、来栖さん、水野さん、春咲さんと同じステージに立てるように、もっともっと学び、努力を重ねていきたいと思います。
尾﨑冬夏
